今年の年末は、京都の気まりを満喫できる伝統行事「をけら詣り」で締めくくりませんか?
この記事では、八坂神社の「をけら詣り」を満喫し、より楽しむための完璧ガイドをご紹介します!
目次
をけら詣りとは?
「をけら詣り」は、八坂神社で毎年大みそかの夜に行われる伝統的な祭事です。
参拝者が「をけら火」と呼ばれる神聖な火を吉兆縄(きっちょうなわ)に灯し、家に持ち帰って新年の無病息災を祈る風習です。
この火は「けがれ」を治し、新しい年を歓げる記念とされており、日本伝統の気魔を呼び込む行事として大きな意義を持ちます。
をけら詣りの由来と意味
をけら詣りの起源は古く、「をけら」と呼ばれる薬草を焚いた火に浄化の力があると信じられてきました。
この火を家に持ち帰り、新年の雑煮を炊く火種にすることで、一年の無病息災を祈願する習わしが生まれました。
2024年をけら詣りの開催情報
- 日時: 2024年12月31日(火) 〜 2025年1月1日(水)
- 場所: 八坂神社(京都府京都市東山区祇園町北側625)
- スケジュール:
- 大祓式: 15:00〜
- 除夜祭: 19:00〜
- をけら詣り: 19:30頃〜翌5:00頃
- アクセス:市バス206「祇園」下車すぐ、京阪電車「祇園四条駅」から徒歩約5分
をけら詣りの参加方法
- 八坂神社の本殿で礼拝を行いましょう
- 境内で吉兆縄を購入します(価格は例年700円程度)。
- 除夜祭後、境内に設けられた「をけら火授与所」(全5ヶ所)の白朮灯篭(おけらとうろう)に移された御神火を待ちます。
- 購入した吉兆縄に「をけら灯篭」の火を移します。
- 火を消さないように吉兆縄をくるくると回しながら歩きます。
- 自宅まで持ち帰る場合は、火を消さないよう注意しながら帰宅。
- 持ち帰った火は、無病息災を祈願して神前の灯明や正月の雑煮を炊く火種として使用します。
- 燃え残った火縄は火伏せ(火難除け)のお守りとして台所に祀ります。
をけら火は公共交通機関に持ち込めないので要注意!
「をけら火」の持ち込みは、電車やバスなどの公共交通機関全般で禁止されています。
八坂神社の境内には、公共交通機関利用者のための消火用の水桶が設置されており、火を消して縄だけを持ち帰ることも可能です。
「をけら火」を家まで持ち帰りたい方は、徒歩での参拝をご検討ください。
雨天時でも開催
雨天時も開催されますが、どうしても火を守るのが難しくなります。
傘の持ち方を工夫したり、吉兆縄をより頻繁に、あるいは速く回したりすることで、少しでも火を保つことができるでしょう。
注意事項
- 火を扱うため安全には十分注意し、周囲の人々や環境に配慮しましょう。
- 防寒対策をしっかりと!
- トイレも混雑します。比較的混みにくい丸山公園の公衆トイレ、祇園四条駅のトイレもご検討ください。
- 最新の開催状況は公式HPをご確認ください。
京都ならではの年越しを!
京都の八坂神社で行われる「をけら詣り」は、日本の伝統文化を体験できる貴重な機会です。
八坂神社の静寂な雰囲気と灯火の暖かさに包まれて、心身ともに清らかな気持ちで新年を迎えましょう!