今年も始まりました! 京都の街がアートに染まる季節「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2025」が絶賛開催中です! 歴史ある建物やモダンなギャラリーが、世界トップクラスの写真作品で彩られ、街を歩くだけでもワクワクしますね。
「行ってみたいけど、チケット代が気になる…」
「週末しか行けないけど、どこから回ればいいの?」
そんなあなたに朗報です!KYOTOGRAPHIEは、無料で鑑賞できる展示や関連イベントもたくさん用意されているんです。
今回は、開催真っ只中の「KYOTOGRAPHIE 2025」を無料でも十分楽しめる、週末におすすめの回り方と、見逃せないポイントをご紹介します!
KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2025とは?

「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」は、2013年にスタートした国際的なアートイベント。
今年で第13回目を迎える本年は、「HUMANITY(人間性)」をテーマに掲げ、京都の町を舞台に、重要文化財や寺院、町家などの歴史的・近代建築物を会場として、国内外の選りすぐりの写真家による展覧会を開催します。
<KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2025 開催概要>
- 開催期間: 2025年4月12日(土)~5月11日(日)
- 開催時間: 会場により異なる(多くは10:00~18:00頃ですが、詳細は各会場情報を要確認)
- 会場: 京都市内各所(例:八竹庵、京都文化博物館 別館、両足院、新風館、京都駅ビルなど)
- チケット種類と料金:
- パスポートチケット: 期間中、複数の有料会場に入場できるお得なチケット。
- 一般: ¥6,000(前売り ¥5,500)
- 学生: ¥3,000 ※要学生証提示
- 団体割引(10名以上): ¥5,400 ※紙チケットのみ
- 京都市民割引: ¥5,500 ※紙チケットのみ
- 平日限定パスポート: ¥4,500 ※デジタルチケットのみ
- ミニパスポート: 京都新聞ビル地下1F&1F会場と、1つの有料会場に入場可能なチケット。
- 一般: ¥2,000
- 学生: ¥1,800 ※要学生証提示
- エクスプレスパスポート:会期中有効で、全会場に何度でも入場可能。列に並ばずに入場可能。
- 料金: ¥15,000
- 単館チケット:会場ごとに購入するチケット(一例)
- 京都市美術館別館: (一般)¥1,500 / (学生)¥1,200
- 嶋臺ギャラリー東館: (一般)¥1,000 / (学生)¥800
- ギャラリー素形: (一般)¥600 / (学生)¥500
- 東本願寺大玄関: (一般)¥800 / (学生)¥600
- パスポートチケット: 期間中、複数の有料会場に入場できるお得なチケット。
- 無料会場: 一部の会場は無料で鑑賞できます。
- 特別会場: 京都新聞ビル地下1F&1Fでは「限定無料チケット」またはパスポートが必要。限定無料チケットはオンラインで配布され、枚数制限あり。
- 注意事項
- チケットは公式サイト、有料会場、インフォメーションセンターで購入可能。
- 一部会場ではキャッシュレス決済のみ対応。
- 最終入場は閉館時間の30分前まで。
- 公式サイト:https://www.kyotographie.jp/
- 主催:一般社団法人KYOTOGRAPHIE
KYOTOGRAPHIE 2025|無料で楽しめるポイントは?
KYOTOGRAPHIEでは、有料会場だけでなく無料展示も多数!
市内の神社やカフェ、パブリックスペースなどで自由に写真アートに触れられるのが魅力です。
無料で楽しめる注目の展示スポット(一部):
八竹庵(旧川崎家住宅)
烏丸御池駅から徒歩5分。町家を活用したインフォメーション会場で、展示も無料で楽しめます。
TIME’S 1階
四条烏丸エリアに位置する商業施設の1階で、気軽に立ち寄れる展示が開催されています。
京都駅ビル北側通路壁面
京都駅直結のアクセス抜群な場所で、通勤・通学の合間にも立ち寄れる展示スポットです。
京都芸術センター(関連プログラム)
旧明倫小学校を活用した文化施設。関連プログラムとして無料展示が行われています。
嶋䑓ギャラリー西館(関連プログラム)
伝統的な町家を活用したギャラリーで、関連プログラムとして無料展示が行われています。
新風館(KG+のみ開催)
烏丸御池駅すぐの複合施設。ショッピングやカフェと合わせてアート鑑賞が楽しめます。
※KG+は、若手写真家やキュレーターの発掘・支援を目的とした公募型アートフェスティバル。KYOTOGRAPHIEと同時期に京都市内各所で開催。
【週末モデルコース】無料展示で巡る、アートと建築の散歩道
KYOTOGRAPHIEは、作品を見るだけでなく「会場そのもの」が魅力のひとつ。
普段は立ち入ることができない歴史ある町家や近代建築の内部に入れるのは、このイベントならではの体験です!
モデルコース:八竹庵スタート → 京都駅ゴール
所要時間:約3時間(徒歩+地下鉄)
徒歩や公共交通機関で気軽に回れる、週末にぴったりのコースをご提案します!
1. 【八竹庵(旧川崎家住宅)】(地下鉄「烏丸御池駅」徒歩5分)



KYOTOGRAPHIEのインフォメーションセンターを兼ねた町家会場。
大正時代の和洋折衷の町家建築で、通常有料公開の内部を無料で見学できる貴重なチャンス。展示を見た後は、マップや情報もここでゲットしましょう!
2. 【京都芸術センター】(徒歩約7分)



旧明倫小学校を再生した文化施設。
この会場では関連プログラムの展示が楽しめます。校舎の面影が残る建物も魅力です。
☕ 休憩ポイント:前田コーヒー 明倫店



京都芸術センター内にある老舗カフェ。
レトロな空間で、こだわりのコーヒーと共に小休止を。
一押しは、抹茶ムース、抹茶ゼリー、生クリーム、この三層を求肥で包み込んだ「京風むうす」(700円)。
甘すぎない”京の味”を堪能できます。ドリンクと頼むと合計金額から50円引きになるお得なセットも。
3. 【新風館】(徒歩約10分)



モダンとクラシックが融合した複合施設。
美しいリノベーション建築の中で、感性を刺激する展示に出会えます。
4. 【TIME’S(1階展示)】(地下鉄「烏丸御池駅」→「三条京阪駅」約5分、徒歩約3分)



高瀬川沿いに佇む安藤忠雄氏設計の建築物。
現代建築の美しさとアートが融合した空間で、特別な展示を楽しめます。
5. 【京都駅ビル 北側通路壁面】(地下鉄「三条京阪駅」→「京都駅」約10分)



旅の締めくくりは、京都駅直結の展示へ。
通路壁面を活かしたダイナミックな展示で、最後までKYOTOGRAPHIEの世界観に浸れます。
“建物を楽しむ”こともKYOTOGRAPHIEの醍醐味!
KYOTOGRAPHIEの展示会場は、ただの“展示スペース”ではありません。
例えば、町家や近代建築、歴史的校舎など、普段は立ち入ることができない貴重な空間が舞台となっています。
- 八竹庵
大正15年(1926年)に建てられた和洋折衷の町家建築で、フランク・ロイド・ライト様式を取り入れた洋間や数寄屋造りの茶室が特徴的な建物。

- 京都芸術センター
旧明倫小学校(1869年創立、1993年閉校)の校舎を再利用した施設で、当時の鉄筋コンクリート造の建物がそのまま活用されています。
- 嶋䑓(しまだい)ギャラリー西館
嶋䑓は、慶長13年(1608年)に京都で糸割符商として創業し、江戸中期からは銘酒「嶋䑓」を扱う酒問屋も兼業して繁栄。現在の建物は、元治元年(1864年)の大火で焼失後、明治16年(1883年)に再建されたものです。西館は、糸店として利用されていた部分であり、伝統的な京町家建築の特徴を持つ大規模な町家です。屋号「北糸」の一部であったこの建物は、現在ギャラリーとして活用されています。
アートに触れるだけでなく、京都の歴史的建築の“内側”に入って体験することも、このイベントの大きな魅力のひとつです。
気になる展示は“有料会場”でじっくり堪能!
無料展示を楽しんだあと、「もっと深く作品を見たい!」と感じたら、有料会場もぜひ。
京都の町家や神社仏閣など、有料展示は特に“建物自体がアート”な会場が多く、一見の価値ありです!
🎧 さらに、ガイドツアー(有料)もおすすめ!
会期中の週末やゴールデンウィーク期間中には、アーティストやキュレーターの解説を聞きながら作品を巡ることができます。
作品の背景や意図に触れることで、より深い理解と感動に出会えるはずです。
※参加費:無料。ただし、参加にはパスポートチケットの購入が必要です。
※先着最大20名で実施。当日空きがあれば参加可能ですが、事前予約がおすすめ。
▶ 詳細・予約は KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 公式サイト をチェック!
まとめ|アート×建築×京都体験を気軽に!

KYOTOGRAPHIE 2025は、無料でも十分に楽しめるアートイベント。
5月11日(日)まで開催中なので、今週末やゴールデンウィークのおでかけに、街歩きとアートを両方楽しむ“贅沢な時間”を過ごしてみませんか?
アートに触れ、歴史ある建物の中に足を踏み入れ、京都の魅力を再発見するきっかけになるはずです。
そしてもし心動かされたら、有料会場やガイドツアーで、さらに深く“アートの源”に触れてみてください!