京都の新年を彩る風物詩、十日ゑびす大祭が2025年も盛大に開催されます。
「京のえべっさん」の愛称で親しまれるこの祭りは、商売繁盛と家内安全を願う人々で賑わいます。
開催概要
- 日程:2025年1月8日(水)〜12日(日)
- 場所:京都ゑびす神社(恵美須神社)
- アクセス:京阪電車「祇園四条」駅から徒歩約6分
日程別イベント
- 1月8日(水):招福祭(9:00〜23:00)
- 1月9日(木):宵ゑびす祭(9:00〜夜通し開門)
- 1月10日(金):十日ゑびす大祭(夜通し開門)
- 1月11日(土):残り福祭(〜24:00)
- 1月12日(日):撤福祭(9:00〜22:00)
祭り名 | 日付と時間 | 主な内容 |
---|---|---|
招福祭 | 1月8日(水) 9:00〜23:00 | 十日ゑびす大祭の開始を告げるイベント 商売繁盛や家運隆昌を祈願する吉兆笹の授与が始まる – 9:30〜 宝恵かご社参(東映太秦映画村) – 14:00〜 湯立て神楽神事 |
宵ゑびす祭 | 1月9日(木) 夜通し開門 | – 9:00〜 招福まぐろの奉納 – 9:30〜 宝恵かご社参(東映太秦映画村) |
十日ゑびす大祭 | 夜通し開門 | 1月10日(金)祭りのメインイベント 夜通し開門で多くの参拝者で賑わう |
残り福祭 | 1月11日(土) 0:00〜24:00 | 舞妓による福笹授与が行われる特別な日 – 14:00〜16:00 (祇園町)舞妓さんの奉仕による福笹の授与 – 20:00〜22:00 (宮川町)舞妓さんの奉仕による福笹の授与 – 20:00〜 祭典執行 ※非公開 |
撤福祭 | 1月12日(日) 9:00〜22:00 | 十日ゑびす大祭の最終日 商売繁盛や家内安全を祈願する最後の機会として、吉兆笹や福俵などの縁起物が引き続き授与される |
祭りの見どころ
◎「吉兆笹」の授与(1月8日〜12日)
「商売繁盛でササ持って来い」の掛け声とともに、縁起物の吉兆笹が授与されます。
商売繁昌・家運隆盛を願う参拝者で賑わいます。
<笹の意味>
笹はその青々とした葉が一年中枯れないことから、生命力や繁栄の象徴とされています。
商売繁盛や家内安全を願う縁起物として用いられます。
<飾り付け>
吉兆笹には、さまざまな縁起物が飾られます。
代表的なものは…
小判: 富や財産を象徴
鯛: 「めでたい」に通じる縁起物
米俵: 豊作や豊かな生活を祈願
熊手: 幸運を「かき集める」意味を持つ
福鈴: 幸運を呼び寄せ、邪気を払う音を奏でる
◎笹を使って豪快に境内にお湯を撒く「湯立て神楽神事」(1月8日)
お湯がかかると無病息災で過ごせると言われることから多くの参拝者が近くに集まり、ありがたくお湯をかぶります。
◎舞妓による福笹授与(1月11日)
1月11日には、祇園の舞妓さんによる福笹の授与が行われ、華やかな雰囲気を演出します。
◎いろんな人との出会いを呼び寄せる「人気大寄せ」(1月8日〜12日)
京都ゑびす神社の十日ゑびす大祭で見られる特徴的な縁起物で、赤い大きな傘の下に、白や金色の人型の飾りをぶら下げた装飾品です。
「人がたくさん集まりますように」「人と人との輪が広がりますように」という願いが込められており、商売繁盛や人気者になることを願う縁起物として知られています。
小さいサイズは700円程度から、特大サイズは6,000円以上するものもあります。
参拝のポイント
- 吉兆笹や縁起物(福俵、福箕、福鯛、福熊手など)の授与を受けましょう。
- 神楽殿では終夜、神楽の奉納が行われるので、ぜひ鑑賞してみてください。
- 御祈祷(要事前予約)の受付時間は9:00〜21:00(12日のみ19:00まで)となります。
- 開催日は例年混雑します。神社周辺は交通規制が敷かれますので事前にこちらから確認を。
公式HPよりご確認ください
最新の開催情報については歴史と由来
京都ゑびす神社は、建仁2(1202)年に栄西禅師によって建仁寺の鎮守社として創建されました。
以来800年以上の歴史を持ち、商売の神様として多くの人々の信仰を集めています。
商売繁盛や家内安全を祈願しましょう!
2025年の十日ゑびす大祭は、京都の新年を彩る重要な行事です。
商売繁盛や家内安全を願う方々にとって、絶好の参拝機会となるでしょう。
華やかな舞妓さんの姿や、夜通し続く賑わいなど、京都ならではの風情を楽しめる祭りです。
新年の幸運を祈願するため、ぜひ京都ゑびす神社を訪れてみてはいかがでしょうか?