古倉庫が大変身!花屋&カフェ「FÅ」が京都の穴場観光スポットにオープン【京都島原】

日本最古の花街、京都島原地区に、花と食が融合した新感覚の空間「FÅ(ファ)」が2024年11月30日にグランドオープンしました。

古い倉庫を改装したこの施設は、花屋とカフェを併設し、訪れる人々に想像を超えるリトリート体験を提供しています。

目次

日本最古の公許花街「島原」

昭和初期の太夫道中。島原大門辺り
出典:京都 旅館 湯の宿 松栄

島原は1641年に公許花街として開設され、江戸時代から明治時代にかけて京都文化の中心的役割を果たしてきました。

かつては太夫や芸妓が活躍し、文人たちが集う文化サロンとしても栄えたこの場所は、古い商店街や町屋の並ぶ人知れず歴史情緒のある穴場観光スポットとなっています。

古倉庫のリノベーションで生まれた「FÅ」

扉の中に広がる解放感のある異空間

そんな歴史ある街並みの中に、2024年11月30日、「FÅ」がオープン。かつて資材置き場だった倉庫をリノベーションし、花屋とカフェを融合させた空間として生まれ変わりました。

一見しただけでは中の様子が想像できない作りになっていますが、特徴的な錆色の大きな扉を開くと、そこには雑多な倉庫のイメージとは相見えない、凛とした和の要素と現代的なデザインが融合した美しい空間が広がります。

店内中央には大理石とアクリル天板の迫力ある大テーブルが設置され、和室の床の間を思わせる天然鞍馬石のフラワーディスプレイが目を引きます。

自家製塩糀

フラワーショップ「FÅ」では瑞々しい生花を通じて季節の移ろいを感じられ、カフェ「FÅ/ment」では自家製の糀調味料やぬか漬けを使用した体に優しい料理を楽しむことができます。

金曜日と土曜日の夜にはカフェがバーへと姿を変え、人々が集う社交の場としての一面も。

視覚(フラワーショップ)と味覚(カフェ)の両方で感性を刺激してくれることでしょう。

降り注ぐ自然光や雨に自然を感じられる広々とした店舗二階スペース


さらに、2階のアトリエスペースでは季節の花を使ったワークショップが開催されるなど、単に見て楽しむだけでなく、体験を通じて花や食の魅力に触れることができます。

代表者は看護師からフローリストへ転身した異色の経歴の持ち主

「FÅ」の代表、田中きよか氏(通称:きよぴー)は、看護師からフローリストへ転身した異色の経歴の持ち主。

彼女がデザインした「FÅ」の空間には、「時間の巡り、血の巡り、人と人との巡り」という物事の循環をテーマにした想いが込められています。

SNS:https://www.instagram.com/kiyopee_in_fa

営業情報とアクセス

店舗名:FÅ(ファ)
住所:京都市下京区中堂寺前田町9-10
営業時間:月火水日11:00~17:00(L.O16:30)
     金土11:00~22:00(L.O21:30)
定休日:木曜日
座席数:10席
アクセス:JR嵯峨野線「丹波口駅」より徒歩7分

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