今年も残すところあとわずか。一年の締めくくりにぜひおすすめしたい伝統行事をご紹介します。
京都の冬を象徴する行事の一つ、東寺で毎年12月21日に開催される「終い弘法（しまいこうぼう）」です。
弘法大師空海の月命日である21日に行われる「弘法さん」の名で親しまれる縁日の中でも、年末最後の市として多くの人々で賑わいます。
一年の感謝を込めて訪れるこの行事は、観光客にも地元民にも大人気です。
目次
終い弘法とは？
東寺では、毎月21日に弘法大師を偲ぶ「弘法さん」と呼ばれる縁日が開催されています。
その中でも、年内最後の12月21日に行われるのが「終い弘法」。
この日は、通常の弘法市をさらに規模を拡大し、参道や境内には約1200もの露店が並びます。
特に、年末の準備やお正月飾りを求める人々で大変な賑わいを見せます。
見どころポイント
1. 露店でのお買い物
終い弘法では、地元の特産品や手作り工芸品、新鮮な野菜や花、骨董品などが並びます。
新年を迎える準備品としての新巻鮭や、お正月用の縁起物のしめ縄、干支の置物を探すのもおすすめです。
また、名物の屋台グルメも充実しており、ほかほかのお餅や甘酒で寒さを和らげながら楽しむことができます。
2. 年末ならではのご利益祈願
東寺では、五重塔をはじめとした歴史的な建築物の中で特別な雰囲気を感じられます。
この日は一年の感謝を伝え、来年の無事と繁栄を祈願する絶好の機会です。
特に、厄除けや開運を願う方が多く訪れます。
3. 冬の風情とライトアップ
夜になると五重塔がライトアップされ、冬の澄んだ空気の中、幻想的な光景が広がります。
日が落ちてからの東寺もまた格別で、散策しながら写真を撮るのもおすすめです。
終い弘法へのアクセス
- 場所：東寺（京都市南区九条町1）
- 開催日：2024年12月21日（土）
- 時間：8：00～15：00
- アクセス：
- JR京都駅から徒歩約15分
- 近鉄東寺駅から徒歩約5分
- 市バス「東寺東門前」下車すぐ
